[ここのせつめい。]

模型製作や旅行の備忘録から、日々の取るに足らない些末まで、何の脈絡もなく扱ってます。いちおう、メインは鉄道模型と国道巡り。

主に模型製作の記録やら、旅行の記録やらを扱っていますが、たまによく分かんない記事が挟まれることがございます(

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 いつの間にか秋も深まってきていろいろ辛い。

 なんやかんやで通年仕事が忙しいの、何とかなりませんかね><

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続いていくはずだった、その途を

 「おれたちはロマンチストじゃないんだからな。名誉とは、自分自身に誠実であることとは違う。おまえは、いったい、なにものだ?――人間が変わったとか言ったな。つまり、おとといのおまえは別の人間だった。一週間後には、また別の人間になるかもしれない。どの自分に誠実でありたいというんだ? ひとつひとつ順番にか? そうは行かないぞ。いいか、誠実さというものは、おれたちを超絶したところにあるんだ。長年にわたっておれたちの仲間の一人だったし、今後もそうだということを、おまえは忘れてる。まさにそこが問題なんだ。仲間の連帯に誠実であってはじめて、おまえ自身に誠実だと言えるんだ。これが名誉というものだ。わかったな? おまえが変わろうが、変わるまいが、そんなこと、誰も問題にしやしない」
アンジェイェフスキ 「灰とダイヤモンド」より 


 皆々様、年明けていかがお過ごしでしょうか。昨年祖母が逝去しましたため、新年の挨拶は控えさせていただきます。


 昨年は、身近なところでの不幸話が多く、いろいろ考えさせられるものがあった。
 積年勤めてきた今の職を、家庭の事情とはいえ離れざるを得ない後輩もいた。
 訃報によって、現在のひととなりを知ることとなった古い友人もいた。

 そうか、死んでしまう――この世の中から居なくなってしまうこととは、こんなにもあっけなく、切ないものと只々茫然とするばかりだ。「生きているという実感」なぞ、滅多なことではわざわざ意識しないものだけど、人の死に目――それも、自ら命を絶ってしまったとも聞くと、嫌が応にも意識せざるを得ないのやも知れない。

 そもそも、生きるとはどういうことなのだろう?
 毎日がむしゃらに働いて、遅い時間に寒い自宅へかえって、寝て、また次の日の繰り返し。
 そんな日々を受動的に生きていくと、ふと、立ち止まって「自分は一体何をしているのだろう?」と思うことがある。
 無論、日々の糧としてしがない賃金を得る為に、というのもあるし、
 或いは、たまのモラトリアムを謳歌するための息継ぎとも捉えられようし、
 はたまた、日々の惰性に身を委ねる事こそ真なる快楽なのやも知れない。


 でも、時間は残酷なのだ。

 恒久的に続くような気がしていた日常は、ある日突然終わるかもしれないし、
 安定と感じていた昨日は、明日への破滅へと繋がっているかもしれないし、
 漠然とした不安が、いつか芽吹き己を滅ぼすかもしれない。

 永久に続くものなんてない。
 人は何時か、若さを蝕まれ、老いに苦しみ、やがて嫌が応にも死と向き合わねばならない。
 1日のスパンで考えたら何でもないことが、1年365日のスパンで眺めたら重大な意味を持ってくる事例なぞ、掃いて棄てる程存在しよう。

 震災で、永遠に続くと錯覚した日常が、音を立てて崩れていくのを目の当たりにしたのに、
 愚かな人間はもう忘れたがる。
 否、忘れる事こそ「明日を生きる為のカンフル剤」か。
 覚えていることが、すべての正義じゃないのかもしれないけれど。


 なぜ彼は、35年という短い人生で終わりを楔打ってしまったのか。
 個人のしがらみまで伺い知りようもないし、他人の人生に口出しするほど大それた生き方もしてないけれど。
 でも、
 そんなに生き急がなくてもよかったんじゃないのかな、と思うのです。


 遠くない将来、恐らく人生を左右する決断を下さなきゃいけない日が来ることは、どこかで気付いている。
 先延ばしにすることは、簡単だ。
 時間に解決を頼るのも、容易い。
 それで得られるものはなんだろう?
 糧を求めて生きる訳ではないけれど。
 一つくらい、己の意志を貫いて、「そうか、これが自分の通した大義なのだ」と思えることがあってもいいじゃないですか。

 いい加減、身の振り方も覚えていかないとね。
 それが恐らく、たった一つの報いる途なのだろうから。

※※

 本年も皆々様にとって、良き一年でありますように。

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